おうし座暗黒星雲

ときどき綺麗に晴れて冬の星座が現れます。
図1は今晩、午後7時頃の夜空です。
オリオン座が高く昇りその左手に月とふたご座の星が見えています。
オリオンの上には私の誕生日星座でもあるおうし座があります。
V字形の大きな顔と二本の角が見事です。
肩のところには「すばる」がみえています。
ときどき晴れていないか外に出て空を見てみてください。
寒いですが。

図1には南東の地平線からほぼ垂直に赤茶色の線が引かれています。
普段は描かない線なのですが、これは銀河赤道と呼ばれる線で、
この線に沿って天の川があります。
この線の周辺の空間は、星やガスや塵の濃度が濃くなっています。
四角で囲われた領域Aは「おうし座暗黒星雲」と呼ばれていて、
特にガスや塵が濃く、星の光が遮られて暗黒に見えるところです。

右下のパネルはこの領域の塵の濃さを表した地図です。
緑から赤い色が付けられた部分にとくに塵が多くなっています。
この部分をよく調べると、
濃いガスの中に今にも産まれそうな星の卵がいっぱい見つかります。

おうし座は面白いところで、
このような星の卵があるかと思えば、
間も無く死にそうな、赤色巨星とよばれる種類の
一等星のアルデバランがあります。
また、
おうしの角(図1)のBの位置には、星が一生を終えて大爆発した残骸
「かに星雲」があります。

宇宙ではそうした星の誕生と死が繰り返されているのです。
場所がわかりにくいかもしれないのでおうし座のクローズアップを
図2に示しておきます。







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図1 1月27日夜7時頃の南東の夜空。右下は銀河の塵の分布図(提供:東京学芸大学 暗黒星雲博物館) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/654-fig1.jpg
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図2 おうし座 http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/654-fig2.jpg
本文終わり
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