火星の表面で (No. 859)
date 2025 02 08 --------------------------- 日が沈んで暗くなると空の高いところに赤い色した火星がとても明るく輝いて見えます。 地球上には81億人をこえる人間が住んでいて、地表には自動車が列車が忙しそうに走っています。 では、火星の表面はどうでしょう。 火星人はいないのできっと静かでしょう。 しかし、よく見ると火星表面にゴソゴソ動く車が見えます。 キュリオシティというなまえの探査車(ローバ)です。 キュリオシティが今どこで何をしてるかはキュリオシティのホームページを見ると確認できます。 図1はこの原稿を書いている1月30日の現在位置です。 図2は29日に撮影されたキュリオシティ左前方カメラの映像です。 地球からは星としてしかみえていませんが、 その表面にはこんな探査車が今日も働いているんだと思って火星を眺めると不思議な気持ちになります。 この探査車には、穴を掘って中の岩石や土を採取したり、 物質の成分を調べる装置も搭載されています。 現在は砂漠のような風景が広がっていますが、火星ができた頃は大気も濃く温かで、 液体の水があって海や川があったことがわかっています(図3)。 もしかしたらその頃に生物がいたかもしれないという気がしてきます。 最初は海もあった火星ですが、気候が変動したようです。 大気が薄くなり、水も干上がってしまいました。 火星の磁場が弱くなり太陽風の影響を強く受けるようになったのも原因の一つのようです。 地層や岩石の研究、有機物の研究などもホームページには掲載されているのでご覧ください。 英語はどうもというかたも、 翻訳ボタンを押せば一瞬で日本語に訳してくれますので恐れることはありません。 (意味不明の下手な翻訳のこともありますが)。 https://science.nasa.gov/mission/msl-curiosity/ [スペースがあればQRコードも掲載できるといいかもしれません。] QR
図1 キュリオシティの現在位置 (提供:NASA/JPL-Caltech) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/859-fig1.jpg
図2 最新の景色 (提供:NASA/JPL-Caltech) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/859-fig2.jpg
図3 昔の火星の想像図 (提供:NASA/JPL-Caltech) http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/859-fig3.jpg
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