北斗七星の話(韓国) (No. 874)
date 2025 05 04 dd
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5月になって一番見つけやすい星といえば、北斗七星です。
この七つの星は世界各地でいろいろな呼び名で親しまれてきました。
たとえば、古代メソポタミアでは荷車とよばれていました。
アメリカの先住民では、
クマを追いかける三人のインディアンという話があります。
アメリカではなく韓国にも追いかける人が三人出てくる話があります。
年頃になった息子のために親父は家を建ててやることにしました。
そのとき、大工に払うお祝儀をちょっとケチったらしいのです。
大工はやる気をなくして、建てた家はゆがんでいたと言います。
その家を見た婚約者は、この話はイマイチと思ったようで、
お嫁にいくのを嫌がりました。
それで怒り狂った息子は金槌を持って、大工を追いかけます。
大工は必死で逃げます。
親父は、また別の家を建ててやるからと息子を追いかけます(図1参照)。
この様子が星になっています。
図2は今日の午後8時頃の北を向いて見上げた星空です。
真上(天頂)が+で示されているので、高い位置におおぐま座と
その中にある北斗七星が見えることがわかります。
図の1,2,3,4,5,6,7 を繋ぐと北斗七星で、
1,2,3,4,8,9そして1に戻ると歪んだ家になります。
7の星が逃げる大工。
6の星が大工を追いかける息子。
5の星が二人を追いかける親父という設定です。
今夜は北斗七星をながめながらオリジナルの話を作ってみましょう。
アイスクリームの販売車を三人の子供追いかけているとか、
楽しい話が作れそうです。

図1 北斗七星にまつわる韓国のお話(ChatGPTを利用して作図)
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/874-fig1.jpg

図2 今晩8時頃の北の空(ステラリウムを用いて作図)
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/874-fig2.jpg
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パワポ
http://www.shibatashinpei.jp/lib/yamashin/874-fig.pptx
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references will be note-874
韓国のお話です。
息子とその婚約者のために親父は家を建ててやることにしました。
大工はやる気がないので、建てた家はゆがんでいました。
その家を見た婚約者は、お嫁にいくのを嫌がりました。
それで怒った息子は金槌を持って、大工を追いかけました。
大工は必死で逃げました。
親父は、また別の家を建ててやるからと息子を追いかけました。